2012年05月08日
ジョッキーの集中力
いちファンとしてではなく対生徒として接して下さっているので、いつも寮ではガヤガヤしている生徒も緊張感が漂います
昨年度々走路授業をみていただいている2年生は、自分の騎乗をみてもらうのを楽しみにしています
安定して走れていたので田中先生からアブミを5穴分短くする指示が
普段より難易度の高いアブミの長さで挑みましたが、なんとか我慢し耐え切って
「うまく乗れてたよ」
といっていただけました
ゴールデンヘルメットなだけはあったなと声を掛けてもらって、ジムカーナ以来の満面の馬上スマイルがでたっ
ヘトヘトになった芦田くんも折り合いを立て直しながらなんとかまとめきりました
汗だくだけど充実感に満ちた笑顔を見せていました
最後は田中先生が跨りました馬は頭の位置も体使いも安定して、先生はまるで上にのっているだけのように見えます
田中先生や金原先生の馬に乗っているときの集中は遠目からもはっきりわかりますその伝わってくる集中力が馬とのコンタクトの証です
2年生たちは日々馬に乗っていく中でそれぞれの壁にぶつかります
「なんでうまくいかないんだろう」「悔しい」「何が悪かったんだろう」等たくさんあふれ出してきます
すぐ気づくこともあるし、自分に納得がいかないことも多々あるでしょう
でも馬は人間に必ず教えるチャンスをくれています
巧くできたと感じるときは今まで背中を貸してくれた全ての馬に感謝すること
自画自賛では掴んだものはあっという間に消え去ってしまうことでしょう
馬と向き合う仕事現役騎手、騎手の卵、厩務員の卵、全員そこはかわりません
これからも毎日を大切に