2016年10月06日

競馬学校の「公開模擬レース」に本校卒業生の川又賢治くんが出走しました

本校卒業生の騎手課程33期生、川又賢治くんが出走する「公開模擬レース」の一般公開を見学しに競馬学校へいってきました

公開模擬レースはふだん騎手生たちが練習を積んでいる競馬学校の走路を使い、この冬騎手デビューを控えた33期生6名に現役ジョッキー3名を加えた本格的なレースが一般公開される特別イベントです

川又くんや芳賀さんが訓練を積んでいる競馬学校は、JRA騎手・厩務員を養成するため広い敷地に様々な設備がそろっています

平日にも関わらず大勢の方が模擬レースを見にいらしていました

元騎手の細江純子さん、競馬中継でおなじみのキャプテン渡辺さん、プロの競馬実況の方と司会を務めるメンバーも豪華です

第1レース前には芳賀天南さんたち35期生による木馬騎乗実演が行われました

元ジョッキーの細江さんによる木馬騎乗、引退後のとてもレアな姿に歓声があがります

木馬に乗る予定がなかった芳賀さんでしたが、司会の細江さんに指名されて急遽騎乗フォームを披露することに

低い姿勢で木馬を動かす姿はとても様になっていて、見ている方々からも拍手が起きていました

将来芳賀さんの模擬レースを見るのがとても楽しみです

第1レース、誘導馬に続いて騎手課程33期生と現役ジョッキーの本馬場入場

賢治くんは5枠5番黄色の勝負服です

第1レースは1000m

一斉にスタートを切った人馬、川又くんは先行をきったもののじりじりと差され、直線では追い上げきらず7着

「競馬場より間近でレースがみれて迫力が違いますねめちゃくちゃ速い」

第1レースの結果をふまえての第2レースの予想が行われました

川又くんの騎乗馬の下馬評は着を取る可能性あり期待が持てます

第2レースは1700ｍ

観客のいる正面スタンドを駆け抜けていく馬群

スタート後、最後方に位置していた川又くんは最終コーナーでは中段に位置

先頭2頭の競り合いを追って懸命に馬を追い・・・

3着となりました

レース後のインタビューでは自己紹介と共に今日のレースを振り返り、「今回のレースでの反省点をクリアできるようにこれからも頑張っていきたい」と話していた川又くん

話している最中マイクを持つとカラオケの癖でか小指があがる賢治くんに司会のキャプテン渡辺さんが「貴族か」とそっと小指をしまってくれました

しばらくたってまた小指が上がる賢治くんに「もうそのキャラでいけば」

楽しそうな表情に賢治くんらしさを感じました

先輩の現役騎手のみなさんからは候補生たちへのお褒めの言葉と共に、一鞍を任されることの大変や、悔しいことでさえコツコツと経験を重ねて自分の財産にすることなどアドバイスがあり、騎手生のみなさんは真剣な表情でお話を聞いていました

騎手課程合格時、本格的に馬に乗り出した期間は同期のなかでも少ないほうだった賢治くん

予想トークショーの際も、教官の方から「経験数が少ない子たちも、騎手になるという強い思いで追いついてきた」と話されていました

同期生たちを意識しながらも切磋琢磨し合いながら成長してきた様子が伝わってきました

競馬学校での公開模擬レースを無事終え、来月はとうとう東京競馬場での模擬レースです

次は競馬場の観客席から川又賢治くんに会えるのを楽しみにしています