2015年08月21日
仔馬たちは昼夜放牧にでて過ごしています
夏の間、インターアクションで生まれた仔馬たちは昼夜放牧にでて過ごしていました
日中の暑い時間は比較的涼しい厩で過ごし、気温が下がる時間帯から翌朝まで放牧場へだします
馬場でよく歩き馬房で過ごすよりも体力がつき、また長い時間涼しく過ごせるのでしっかり休むこともできます
長時間一緒に過ごすことで仲間との順応も進みましたこの昼夜放牧で2組の親子にあった『壁』が減り、距離が一気に近づきました
仲間への順応はとても大切で、馬群のストレスで競走能力を発揮できない場合もあるので重要な部分です
昼下がり、ハクバノイデンシの15(栗毛の子馬)が見ている視線のさきには・・・・・・
シャンプーまっ最中のお母さんハクバノイデンシがいました
まだお湯で全身を洗ったことがない子馬、お母さんのお手入れが終わるまで近くで待機中
近づけようとしても「ヤダ 」と抵抗慣れるまではお水が怖い馬がほとんどです
と、ここで石井先生が子馬の足を持ったり前後に曳いて立ち方を調整しはじめました
栗毛くん、無抵抗ですがなかなか思った所に足を置いてくれない・・・
馬はセリのパンフレットに載せたり馬見せをする際に正姿勢という「気をつけ」のポーズで撮影されます
頭は左向き、たてがみは右流し、右足は左足の内側から見えるようになど
みんな同じ立ち方で撮影されて馬体チェックがしやすいので、立ち方ひとつで第一印象が決まってしまうことも
今のところ生徒のKくんは手持ちの限度額1万5千円で、Nくんはその上をいく2万円で買い取るつもりでいるそうです
庭先取引ならぬ生徒間取引が
この夏の間に仔馬たちは体も大きく成長し、手入れや裏掘りなどもできるようになりました
生まれてすぐは仔馬用の無口頭絡(顔に装着する馬具)が大きくてこんなに紐があまっていたのが今はジャストサイズに
将来のため馬とともに過ごす限りある時間、そこを意識することで毎日の生活のなかから受け取れる充実感が全く違ったものになってきます
何を優先して行動するか、その選択の先に自分の将来が待っています