2015年04月09日
本校初生産馬 ポニーのハナコが仔馬を出産しました。
本校初生産馬 ポニーのハナコが仔馬を出産しました。
宿直の先生が監視カメラで落ち着かない様子のハナコをモニター越しで気付き確認に行ったところ、お尻から仔馬の脚が
予定日を過ぎての出産、しかも初産ということで心配していましたが、ハイパー安産となりました
戸惑いつつも匂いをかいだりなめたりを繰り返します時折ちょっとかじったりするのでヒヤっとするときも
スタッフが持ち上げて何とか4本足で立ちましたが、ガッシリ支えていてもフラフラしています
胎盤を全て落としたハナコはこのころになってようやくしきりに仔馬をなめ出すようになりました
もう仔馬をかじったりもせず、逆に今まで無反応だった後ろの馬房の馬に怒って向かっていくなど、今までにない母親らしい反応を急に見せるようにも
ぐにゃぐにゃふらふらしながら自力で立とうと頑張る仔馬、うまくいかずに何度も転びます
なかなか初乳を飲みに行けないので、介助しておっぱいの場所と味をおぼえさせます
しかし初めての授乳だからか、『ヒグ』と驚いたような声をあげていました
自分で立って歩けるようになった仔馬、唇を動かしながら自分でおっぱいを探しに行きます
出産からお乳をのむまで約1時間45分、あっというまに時間が過ぎていました
担当者の角山くん、味岡くんと中川くんもすぐにやってきて色々な準備を頑張ってくれました
まだお腹の中にいたころから仔馬の腸には便があり、それが腸内でかたくなります
それが詰まって出すことができないと命を落とすことにもなります
『ピ~~~~~』とうなりながら一生懸命いきんでベトベトした便を出しました
朝を迎えて親子の馬房をのぞいてみると、お乳をたくさん飲んでリラックスした様子で休む仔馬と優しい表情をしたハナコお母さんがいました
目が覚めては馬房内をトコトコと駆けまわり、昨日までのヨロヨロ感はどこへ
よく動いてはハナコが心配して声をあげるなど、一気に母親になった様子に感動します
仔馬を見守るためでしょうか、柔和でありながらキリっとひきしまった誇らしい顔つきをしているのが非常に印象的でした