2016年06月17日

美しい白毛馬ハクバノイデンシ　馬に自分を映して

白毛の乗用馬で現役競走馬の母でもある、ハクバノイデンシ

日本初の白毛のサラブレッド、ハクタイユーから白毛を引き継いで3代目となる牝馬です

現在その白毛を継いだイデンシの2番子、白毛4代目となる「ハクバノイデンシの14」が本校で順致調教中

栗毛メッシュもおしゃれでしょう

ハクバノイデンシは父馬のハクホウクンの産駒（こども）の中でも1,2位を争う白さを持っています

とても白いので写真では前髪と顔の境目が判別がつきにくいほど

先日、洗い場から「ヤバい、白くない」とイデンシの担当者の徳山くんの声が

そこにはシャンプーを洗い流して真っ白になったハクバノイデンシが

「綺麗に真っ白になったね」と声をかけると「あ、顔はシャンプーできないんでやっぱり前髪がちょっと･･･」

もっとやれるということですねさらに上を目指す男、徳山

白毛馬はたとえるなら白いキャンバス

白いままを維持することはとても手間がかかることです

担当馬の運動、体のコンディション、健康と美しさを追求する姿勢が、担当馬にしっかり反映されているのではないでしょうか

普段から時間をつくっては手入れをしている徳山くんの情熱が感じられます

「馬はあなたの鏡です」とグルーミングインストラクターの川越さんもおっしゃっていました

それぞれの馬が今の自分を映し出す鏡

お互いを高め合う、素晴らしい関係をつくっていきましょう